EPS成長率を計算で求める!
- 2012/03/27
- 20:15
http://stock2011.blog.fc2.com/blog-entry-73.html
ようは株主資本をいかに効率よく利益に結び付けているのかがROEになります。
企業は毎年、営業活動を行う事で利益を得ます。
それを流通してる株で割ったものが1株利益(EPS)になります。
1株利益は一部は株主に還元しますが、一部は企業内に内部留保し、EPSを成長させるために使用する事になります。
よってEPS成長率は以下の式となります。
EPS成長率=ROE×(1-配当性向)
この式を用いて、コカコーラ社のEPS成長率を計算で求めてみます。
コカコーラ社の2011年度末の株主資本と純利益はそれぞれ319.21億ドル、85.7億ドルです。
ROE= 85.7/319.21×100 = 26.8%
2011年度のコカコーラ社の配当は1株あたり1.88ドル、2011年度末のEPSは3.69ドルでした。
EPS成長率=26.8×(1-1.88/3.69)= 13.2%
となります。
コカコーラ社の2000年から2012年度までの実際のEPS成長率が13.6%であった事は下記のブログで示しています。
http://stock2011.blog.fc2.com/blog-entry-82.html
EPS成長率=ROE×(1-配当性向)の式を用いれば、消費者独占型企業のEPS成長率が手計算で求められますね。
注)ただ、内部留保してるお金を即、投資に使わず、現金としてため込んでる企業はこの計算ではあてはまらないような気がします。
また、純利益がある年は黒字だが、ある年は赤字と純利益が予想できない企業にもこの式は使えないような気がします。
この式の出所は以下の書籍の115ページになりますので、詳しく知りたい方は参考にしてください。
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